ハセツネCUP 第23回 日本山岳耐久レース走ってきた。

2015年10月31日~11月1日

いや~もう疲れました。これがハセツネか。なんか納得した。

みんな知っていると思いつつも一応、コースと断面図は以下です。

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当日は朝8時に会場着。

まだ体育館は人もまばら。

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スタート地点の武蔵五日市中学校。

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受付会場の武蔵五日市の市民会館。

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中はこんな感じで各社のブースが出店している。

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さて、ここから2時間ほど仮眠をとって12時ちょい過ぎにスタート地点へ。

周りはこんな感じで、さすがハセツネクラスのレース。みんな速そうでびびる。

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長いレースなので、とにかくマイペースを守ること、余裕を持って補給することを心がけた。

それではここからレースを振り返ってみます

①スタート~浅間峠

案の定、渋滞にはまる。想定の範囲内というか、コースを知らないのでどこまで飛ばすべきかが分からず様子見しながら走る。

かなりの人数に抜かれたが、周りのランナーの速度的にちょうどいい順位に入れた気がする。後半に向けて余裕を残さなければ難しいと聞いていたので、とにかくマイペースを意識。

この区間でジェルを4つほど消費した。カーボローディングが効いていて脚はまだ余裕あり。第1関門前の最後の方までで100人ぐらい抜いた気がする。走りながら独り言をめっちゃ言ってる人がいてびびった。途中で暗くなってきたためライトを装備する。というかこのぐらい早くから暗くなるなら最初から装備しててもいいと思った。

②浅間峠~月夜見第2駐車場

浅間峠ではパン1つとジェル1つを補給する。動かないとどんどん体が冷えてくるので先を急ぐ。トイレに行きたくなるも、かなり並んでいたのでスルー。これが後に仇となる(?)

ここから三頭山山頂までが標高的にピークになる。登りがきつくなるのでポールを準備して気合を入れつつ再スタート。最初は緩いアップダウンがひたすら続く。

ここから本格的に日が落ちてきて未体験のナイトランに突入。前走者との距離感が良く分からず苦戦する。ペースはみんな結構速くて付いていく余裕が無い。そして途中からめっちゃトイレに行きたくなる。

いいペースなので落ちないようにしたいが補給する余裕がない。意図的に立ち止まり、30分に1度は止まって必ずジェルを補給する。動けなくなってからでは遅いので早めに補給を意識。

そしてずっとお腹が張っている。このあたりから思考の半分はトイレのことを考えながら走る。すごい辛いな。。

近くで走っている方から三頭山の避難小屋にトイレがあるという情報を入手。登りがきつくなってくるも、トイレをモチベーションに焦らずマイペースに登っていく。意外とあっさり避難小屋についた。トイレマジックか。

そして、なぜか・・・出ない。なぜなのか。一体どこに消えたのか。ちょっと怖いんだが。。わからんが踏ん張って時間を消費するもの勿体無いので急ぐことに。

避難小屋では室内でパンとジェルを補給。最終兵器VESPAも入れとく。外の気温が凄まじく低く、少し休みたくなるがここで休んだら終わりだ。

勢いで外にでて走りはじめる・・・と、やばい、歯がガチガチいってる。寒さが限界レベル。山頂付近なのもあるだろう。ダウンを着ることにする。ああ持ってきてて良かった。この寒さ、女子ランナーは大丈夫なんだろうか?

それからほどなく登って地味に三頭山頂上へ。7時間30分ぐらいか。だいたい倍がゴールタイムと聞くので予想タイム15時間前後か。若干遅いが、ある程度想定の範囲内。ここでは寒くてゆっくりできない。

三頭山山頂は素通りし、余裕を持ちつつ下り始める。ストックのおかげでかなり安定しており楽。ダウンで温まってきたので調子が良くなる。周りのランナーより余裕を持って下れる。淡々と走って月夜見まで到着。

月夜見ではやや落ち着いてパンとジェルと羊羹を補給して飲み物をもらう。ここまでの水分消費はフラスク×2で1Lとハイドレ0.5L程度。寒さで思ったより消費していないし、ここから先もそこまで必要なさそう。水を0.8Lぐらい貰って出発。

ここから先は登りがすごくきつかった印象。脚は思った以上に削られている。とにかく登りが長く感じた。動きが遅く邪魔になっても悪いので後ろに来たランナーは先行してもらう。平地ではかろうじて走るもへろへろだ。振り返るとジェルを取るペースが落ちていたか。満身創痍になりつつなんとか大ダワに到着。

ついて早々、ボランティアの人に「オーダーです!」と言われ「はい?」な顔をしていると再度「オーダーです!」

???????

ああ、大ダワか。だいぶ頭がラリってきているようだ。ちょっと落ち着こう。

ジェルをとってほぼ休憩なしで出発。そしてここから先の登りもきつかった。今にして思えばもっと補給すべきだった。確か大岳山かな?岩がかなり多くて湿って滑るし、段差も大きく1歩がきつい。結構ハードな岩場もある。この区間はポールが邪魔だった。

ふらふらになり抜かれながらなんとか山頂に到着する。登りでは途中で動けなくなって止まったりしてた。山頂で2回目のVESPAを補給。あとは下り主体とのこと。これで最後まで行けるだろう。

下りも段差が大きくて岩場なので苦戦。すべるし怖い。トップの人らはどう走るのか謎だ。ここら辺はあまり記憶がないが、御岳山まで近づくと人家が見えてきて安心する。人工物最高や!

参道を抜けて最後の登りとなる日の出山まで淡々と走る。そして日の出山の夜景。思いがけず綺麗で声がでる。ハセツネって基本夜間走だから景色を楽しむレースではないんだな。ここで唯一景色に癒やされたところ。

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ここからだらだら下りが長かった。10km以上ある。体調が良ければ勢いで飛ばせる区間だろう。しかしここまででだいぶ内蔵がやられておりスピードが上がらない。抜くより抜かれる方が圧倒的に多かった。コンクリート舗装路の下りも前太もものダメージが大きく走れない。とろとろ走ってなんとかゴールした。

記録:15時間24分01秒

リザルト(男子総合):905位/1817人(49.9%)

14時間は切れなかったが、とりあえず完走できて良かった(*^ω^*)

奥久慈DNF,つくばは制限時間ギリギリだったので内心かなりびびってました。コースそのものは思ってたより走りやすかった。

ただとにかく気温が低かったのと、ガスってて視界が悪くて湿気で木の根っこや石がすべって苦戦した。

現状できるベストは尽くしたと思う。

とにかく完走できて嬉しかった。。

各パートの通過時間

第1関門は4時間11分 距離22.66km ペース11分5秒/km

第2関門は8時間41分(区間4時間30分) 距離19.43km ペース13分53秒/km

第3関門は12時間59分(区間4時間18分) 距離15.91km ペース16分12秒/km

ゴールまで15時間24分(区間1時間25分) 距離13.50km ペース6分17秒/km

でした。この意味については改めて考察してみたい。

装 備

上:Finetruckスキンメッシュ+Salomon Tシャツ+Patagoniaフーディニジャケット+ユニクロULダウン

↳ユニクロのダウンがここまで活躍するとは・・・。持ってきて良かった。

下:CW-X+SKINSランニングパンツ

↳CW-Xは効いてるのかな。分からんが痛みとか筋疲労は少ない気がする。

シューズ:The North Face ウルトラトレイル

↳足首以外は痛くならなかった。舗装さえなければこれでいける。とにかくグリップが良いのが素晴らしい。

バックパック:Salomon advanced skin 12

↳人と被りまくるのはあれだけど、ハセツネクラスだと収容量があって助かった。

長いのでとりあえず今日はここまで。

来年に向けての反省はまた別にやります。