ふるどのロードレース走ってきました。

福島県の古殿町の公道で行われるロードレース。今年で7回目だそうで。Unityから大津さんと2人で参加。大津さんはコンディションが上がってなくてモチベーションを上げるための参戦とのこと。自分は出るからには着を狙って臨んだ。

ゲストライダーとして入部選手と地元出身の窪木選手が来ていた。窪木選手はマイク担当で、入部選手は同じ一般Aのレースを走るということでなかなか貴重な経験ができた(^^)


正式名:第7回福島県ふるどの自転車ロードレース

リザルト:3位/16人(18.8%)

1:12’ 44” TOP+2’18” AVE30.19km/h 公式リザルト

日程:2018年10月27日(土)

天候:雨のち曇り

コース:古殿町大久田地内「越代のサクラ周回ロードコース」12.2km×3周 36.6km※通常4周だが雨により3周に短縮

12.2kmの周回コースは登りと下りしかない。決して自分に向いているとは言えないが、今年の感じならなんとか誤魔化せるかも。周りのペースに合わせて様子を見ながら走ろうという心持ちで挑んだ。

1.レースを振り返る

朝から結構な雨が降っている。レース前には止んでくれたが路面は完全にウェット。このため運営側の判断で周回数は4から3に減ることに。

レースは3つのクラスが若干の時間差でのスタートとなる。まず高校生のグループがスタートし、1分後に我々一般A(JCF登録クラス)、その1分後に一般B(未登録)という感じ。

高校生は地元の学法石川を筆頭に東北の有力高校生達が集まっているようだった。むしろこちらが今日のメインなのかもしれない^^;

ともかくローリングスタートから始まる。先導バイクのペースがなかなか速い。危うく千切れかけて伝説を作りそうになる。路面はヘビーウェットなのでダウンヒル区間は恐怖でしかない。

いや、むしろウェットで良かったかもしれない。ここの下りは非常にテクニカルで、実業団やったら確実に落車祭りが開催される奴。みんな相当に慎重なので変な落車に巻き込まれることはなさそうだ。

下りきって長い登りのボトムからローリングが解除となった。今日の勝負どころと思われるこの登りはstravaを見る限り10分弱、平均勾配6%で3km位の登坂。中央大が開始10秒で上げるのでペースで追うのだがいきなりL5域から突っ込む。

途中で勾配が緩くなり最後にまた上がるタイプの登りで、平均出力は5~5.5倍くらいだったと思う。開始早々ながら10分ほど限界に近いのを耐えて下り・登りを経てスタート地点に戻ってくる。ここで早くも集団は半分にw

先程のダメージから回復しないうちにスタート地点前から中央大が再び独走を開始する。この人は国体優勝、インカレ3位らしい。もう一人もインカレ5位とか。所謂学連トップクラスの人達。

走ってても明らかにレベルが違うのが分かったので以降、勝手に脳内別カテゴリーとして扱うことに。(現実逃避とも言う)

その後スタート地点あたりから入部選手がペースアップし、逃げてた中央大を吸収wこれが千切れるかと思うきつさで、この負荷に耐えたのが同カテで前述の中央2人と自分を含む4人のみにww

いや、必死すぎて後ろ見て無いから知らんけど、そんな感じだったみたい。入部先生のおかげでKOMを頂きつつも瀕死に(^q^)シヌー

でこのグループで比較的平坦っぽいところと短い登りをこなして、入部選手を先頭にダウンヒル区間に突入する。この下りの速度が速くて思わずギャップを空けてしまった。ウェットなので自分の技量では無茶はできない。プロのバイクコントロールは本当にすごかった。。

で、下り終えて2回目の登り。先程空けた20m位のギャップを埋めきらないうちに入部選手と優勝した中央大の選手が離れていき視界から消える。

残った中央大の人と赤いジャージの人と自分で第2パックになる。ここでまず登りの1/3位のところで自分が限界になり千切れ、次に赤いジャージの人も2/3位のところで千切れ、中央大の2人はこの順位のまま独走が確実な雰囲気に。。

まずは赤い人となんとか合流しようと思うも、差がなかなか詰まらずお互いに単独で一定間隔のまま走り続ける。これはあまり良い状況ではないなぁ、と思いながら2周目をクリア。

そのまま3周目の平坦っぽい区間を走っていると後ろから別カテ(高校生)含む5,6人位の集団が近づいて来るのが見えた。冷静に考えて吸収は時間の問題だろう。ならば無駄な消耗を避けてさっさとここに合流することに。ここが今日上手く切替えできたポイントだった。

というのもこのコース、最初はバラバラの個人競技になるかと思ったけど、実際に走ってみると想定よりドラフティングが効く緩い登りが多い。これなら数人で行ったほうがベター、何よりも余力のない状態で終盤に捕まるのが最悪の展開だ。

以降集団でローテしながら淡々と走る。赤いジャージの人も徐々に近づいているので、このまま行けば最後の登りで捕まえられるだろう。

で、下って勝負どころのラストの登りへ。集団内ではエルドラの人とチバポンズの人が速い。高校生は別カテなので気にせず、同調して抜け出す動きにのみ注意する。2人は自分より先に千切れているわけだから、きっと千切られることはないはずだ、と言い聞かせる。

目論見通り、登りの途中で赤いジャージの人を吸収し3位争い集団が一団になって登っていく。ここはクライマーのペースアップにひたすら耐え続けるのみ。一旦緩んで最後に勾配が上がるところが最後の我慢どころ。

ここで耐えられたら勝てる、とただその一心で耐え凌いで、少し下ってから一団のまま残り500mへ。ここまで来てしまえばもうだいぶ有利。

最後は500m、平均5%を登ったところがゴールとなる。この位の登りからのスプリントなら脚質的には負けない自信があったので、前を先行しながら後ろの様子を伺う。

ライバルは3人。残り200mで高校生が仕掛けたので、そこにタイミングを合わせてスプリント。高校生は差せなかったが、同カテゴリーにはなんとか先着できた。カテゴリー3位だったようだ。

2.反省

一般A 3位入賞!(3/16なんで競争率どうなんだというツッコミは無しでw)

この面子の中で3位は上出来だと思う。ある意味では優勝と言っていい。(良くない)サイヤ人除くクリリンが人類最強みたいな論理な。

今日のレースについては展開の妙というか、赤いジャージの人と自分が先に合流していたら、最後の登りで自分が千切られる展開になったのではないかと思う。この人は登りが相当強かった。早い段階で後ろに吸収されたのがかえって功を奏すというなんとも変なレースに^^;

ただ単に登坂が強いだけでは勝負は決まらないという意味で、ロードレースならではの展開で面白かった。

自分はパンチャーなのでこういうコース設定だとクライマーに千切られなければ良い。まぁそれがしんどいんだけども、自分の場合は協調した方が有利に働くんだよね。

しかしこのレベルのクライマーの負荷に耐えられるというのは以前より確実に成長を感じられるところ。齢35にして成長とはいかにという感じですが。

一応コースの復習をしておくと、1周につき登りは最短9分+4分+3分=計16分でL5、5倍超えるくらい。それ以外の7,8分がダウンヒルという明快なレースです。前はこれを6周してたみたい。なかなかクレイジーですな。

おまけ

レース後は豪華賞品と無料の豚汁、そばを頂き大満足でした(^q^)

閉会式。軽い地域のお祭りといった感じで和気あいあいと楽しい。

豚汁をいただく。うまし!

そばもいただく。しかも十割そばは現場で打っていた。うまし!!

賞品!!!日本酒と米とボトルと軽いビニルバック。酒は豊国酒造の「然」2000円くらいらしい。やや辛口のスッキリしたタイプだった。1合全部は飲みきれないので爺ちゃんにあげた。

参加賞!!!!ドレッシング、飲み物、ジェルなど。

レース前には地元出身の窪木選手と同年代の入部選手の講演会が。ゲスト豪華すぎだろwなかなかない機会に高校生から質問が飛ぶ。

内容は練習内容から食生活、コンディショニングの話と幅広く及び1時間以上あった。詳しく聞きたい人は直接どうぞ。

入部選手の自転車。ペダルが旧式デュラエースだった。ホイールはお馴染みのC24。これについては空き時間に聞いたら色々と理由があるそう。

窪木選手のRS9。ホイールはRS81。プロのバイクってオーラがあるよな、と大津さんとまじまじ観察。窪木選手に関しては本人の体幹の筋肉量が凄まじかった。

どういうトレーニングをしているのか、その考え方の変化などが非常に気になった。NIPPO退団後は体重が10kg近く増えていると思うので、機会があったら質問でそのあたり聞いてみたかった。若者優先で自粛したけど。


諸々含めてこれで4,000円でいいのだろうか、と心配になるほどの充実っぷりでした。古殿町のホスピタリティに大満足。

入部さんらとも色々と話せたし、町民の方々も暖かく、トータルで素晴らしいレースでした。大津さんと久々に一緒に走れたのも楽しかったな。

運転ありがとうございました。次はひたちなか、頑張りましょう。