弥彦ロードレース行ってきました(^q^)
公道では貴重な100kmを超えるロードレース。麒麟山の田崎さんを筆頭に県内外から多くの強豪選手が出てくるということで、ニセコクラシックに向けての中間テスト的な位置付けとして出場してきました。チームからはザキさんとコバさんの3人でわいわいと。
受付が当日9時40分までなので日帰り勢にもやさしい時間配分。当日は天候も素晴らしく晴れて、5月の爽やかな田園風景の中でのレースとなりました。
正式名:2018新潟県自転車競技選手権ロードレース
リザルト:男子競技者オープンレース 11位/59人(18.6%)
2:50:07 TOP+00:20(S) Ave:37.00km/h ※実際はもっと遅れています^^;
※計測チップなしの目視確認だそうで、タイム差は実際とだいぶ異なるかと。順位は間違っていない気がするけど、まぁ入賞に絡まなきゃどうでもいいか。
日程:2018年5月27日
天候:晴れ
コース:新潟県弥彦村 上泉-井田特設周回コース(7㎞/周)
距離:105.0km(7.0km×15周)
コースとしては1周7キロの公道を東西に15周回往復する合計105kmのレース。平坦区間は往復とも2km程度あり、登りとしては両端部に2ヶ所。
往路は田んぼの中でクランクを経た先に緩い勾配の登り(strava曰く、ぶどう山の登り)。
復路はこのぶどう山を別ルートからダイナミックに下り、平坦を引き返して会場となっている競輪会館前の激坂を1分ちょいかけて登りきる。
そして体育館前のコーンで区画されたところをUターンする観戦しやすいコースである。
ポイントとしてはこの競輪会館前の激坂区間と、横風が吹いている平坦区間。特に海沿いに位置するこのコースではオランダのレースの如く強い横風が良いアクセントになっていた。
試走した段階で思った以上に狭い区間が多いなということで、無駄なインターバルや中切れを避けるために最前列を位置取る。
1.レースを振り返る
Unityからは3人がエントリー。レース前は和やかな雰囲気。
整列していたら自分のフロントホイールからパンク音が。。あらら、フロントだけサブホイール持ってきておいて助かった。というかレース中じゃなくて本当に良かった。前輪を入れ替えて定刻通りにお昼にスタート。
1周目はみんな元気でどんどん前に上がってくる。田んぼとお友達にならないように去年から変わったらしいクランク区間は慎重にクリア。
道幅は行田を彷彿とさせる狭さで突っ込む速度さえ気をつければ問題ない。そう言えばコバさんが前方で活き活きしているようなw
ぶどう坂を登りきってからのダウンヒルで前走者が謎に落車する。道幅が広く高速のダウンヒル、頼むから機材も人もこっちに飛んでこないで~、と祈りながら間一髪すり抜ける。ここがこのレースで一番焦った。。難しいコースではないんですが、どんなコースでも油断禁物です。
ザキさんと生存確認しているといつの間にか逃げが決まっている。麒麟山の淵田さんとハヤサカレーシングの舘岡さん?という方のようだ。聞くところによると元エルドラのPクラスの方らしい。どおりで速いわけだ、集団との差は1分を超えてどんどん広がっていく。
ただレースは長い上、逃げに麒麟山も乗っているので前半は誰も先頭を引きたがらずに一定の差を保ちながら消化していく。自分も前半で動くつもりは一切なくて、申し訳程度に前に出たりしつつフィンズの遠藤さんや埼玉の吉田さんらと挨拶したりしつつ淡々と進行していく。
↑体育館前を折り返すところ。
そう言えばこのレース、モトバイクが毎周すごく丁寧にボードでタイムギャップを教えてくれて感動した。運営力がまじですごくてビビった。
で、動きが起き始めたのは6周目あたりから?ぶどう坂あたりで一度ぐっとペースが上がって後ろの方はインターバルがきつく中切れが起き始める。
このあたりのペースアップで最初の逃げとの距離が一気に縮まったのか、集団は再び落ち着いたペースで進行する。まだ全体の2/3くらいは残っていそうな感じ。このあたりで隙を見てちまちまとジェルの補給を行う。
その後の動きは9周目で突如起きる。競輪会館前の激坂で強烈なアタックがかかる。有力勢がみんな反応しているので着いて行かないとヤバイやつっぽい雰囲気。出力としては後で参加者のログを見ると自分位の体重で1分強で400Wとかそういう感じだった。
ペースアップした先頭に対して下り平坦で大規模に中切れが起きている。追いつくのにそこそこ脚を使ってしまった。裏側のぶどう坂も緩まず、下り平坦も横風が吹くなかでも緩まないので非常にきつかった。ザキさんはこのあたりで後ろに取り残されてしまった様だった。
次の周の登りも休まず同じくらいに強度が上がる。なるほど、レオモベルマーレの岩瀬選手が集団をしぼるべく毎周ガンガン仕掛けているようだ。ここはキツイけど千切れたらレースが終わるので我慢して耐えるのみ。
次の周もまたまた同じ展開でもう勘弁してくれー、という感じ。どんどん人数が減っていく。岩瀬選手めちゃ強い。ってかPクラスやばいって。そうして着いていかないと終わるヤツを何回か耐える。
このあたりで田崎さんの近くで観察しながら走っていたけど自分はかなり疲弊しているのに対して余裕度が全然違うと感じた。登りはケイデンスが高くて、色んなフォームで筋肉を分散して使っているのが分かった。
クランク区間の立ち上がりも極めてスムーズでキレがある。率直に言って実力が2段階くらいは違う印象だった。
さて、開始から2時間ちょいが経過し、80kmあたりで集団全体の面子を確認すると、麒麟山が4人ほど、イノセントが3人?単独参戦で仕掛けまくるレオモの岩瀬さん、フィッツ奈良さん、他に自分含む単騎勢数人という感じで残り5周あたりで10人ちょいに絞られた。
麒麟山が強いのは分かっていたがイノセントの人達がめっぽう強くてビビる。見ていてまだかなり余裕がありそうだった。終盤は基本的にこの2チームの争い+レオモ岩瀬さん,奈良さん、といった構図になる。
しかし走る前は平坦基調と思っていたけど実際蓋を開けてみるとかなりサバイバルなレース。最高にきついけど、楽しいぞ。
徐々にきつくなってきた残り3周の登りで入る位置が悪く、遂に若干遅れてしまう。この若干のギャップが命取りで、下ったあとの集団になかなか追いつけずとうとう集団からドロップしてしまった。
後ろからイノセントの人がすごい勢いで追い抜いていった。前を見てたらそこから追いついててすげえなと。もう自分は後ろに飛び乗る余裕もないくらいオールアウト気味だったため、ここであえなく終戦となった。
最後のバトルを特等席で見られなかったのはとても残念だし悔しい。集団に残れさえすれば最後の1発くらいなら全力でもがけるのだが、そこまで残れなければそもそもどうしようもないわけで。
そんなことを考えつつ残りの20km程度を個人TTでひた走る。集団で苦しい場合は個人TTになってもなお苦しい。ただこのレース、土地柄なのか、観戦している人の応援の声がとても暖かくて、脚を緩めるのも何か違うような気がして最後まで全力で走ることにした。
悔いのないレースをしたい気持ち、次のレースに向けて出し切りたい気持ちなどがあって最後まで一生懸命走った。後方のグルペットとの差は少しずつ縮まっていたが、なんとか最後まで捕まらずに単独でゴールを迎えられた。
終わったあとは出し切って清々しい気持ちになった。またダンシング率が低すぎるのだろうか、レース後に腰が痛くなりすぎてかなり辛いことになった。
2.反省
振り返ってみると、コースプロフィールの印象とはまったく異なり誤魔化しがきかないとてもタフなレースだった。
登りの7倍近いL6域を何発も繰り返す力も、横風区間に耐えられる巡航力も、100kmという距離を経ても変わらない出力を維持する力も必要で、全体として総合力の問われる素晴らしいレースだった。来年は最後まで先頭集団に残り勝負に絡んでゴール勝負したいと感じた。
反省点としては、まず局所的な走り方で言うと激坂の登りに入る位置が全般的に悪かったと思う。その後の下り・平坦も考えると後ろから追いかける方が明らかに辛い展開になる。
しんどくても早めに位置を上げて登りに入ることが大事だった。僅かな差が埋めきれない差になるということを体感した。ただ、本当に強い選手は位置関係なく圧倒的なフィジカルで埋めてくるだろうけど。まぁそこは無いものねだりしても仕方ないわけで。
また全般的に言えるのは2点。
まず長時間のレースに対応するベースのフィジカルが全然足りないということ。基本的に今年は長い時間のレースを走っていないので2時間を超えるレースに体が順応していないと感じた。
JBCFのような短時間のレースなら誤魔化せるのだが、長いレースで何度も高出力を出し入れすると底が見えてくる。単純に長時間高強度で走ることが不足しているのと、インターバル練においても反復回数の不足を感じた。これは今後取り組んでいきたい課題。
もう1点は、ペダリングがシッティング一辺倒になってしまい特定の部位に疲労が集中ししがちなので、色んな筋肉を分散して使う必要性を感じた。
長時間のレースとなると田崎さんのようにケイデンスを上げてトルクに頼りすぎないようにしたり、ダンシングを織り交ぜて筋肉をリラックスさせるなどの工夫が必要である。こうした工夫は長いレースになると終盤になって地味に効いてくるようだ。
良かった点としては、補給はわりと余裕を持ってできたと思う。ダブルボトルで走ったけど、途中ジェルを4回ほど取っていたのもありボトル1.5本くらいの消費で済んだ。
加えてドリンクにトップスピードの電解質タブレットを入れてたのもあり、足攣りの兆候は最後まで無かった。同じく100kmの沖縄では攣りまくっていたのと比べるとこの点はだいぶ改善されたと思える。
本番の1ヶ月前にこの距離、強度のレースをやっておいて良かった。本番に向けて色々と改善すべき点に気づけた。ニセコまではまだ1ヶ月ある。今のうちに最大限やれることをやって、これ以上ない状態で大一番に挑みたいと思う。
3.観光編
行ったところを適当に貼っていくスタイル。
越後妻有里山現代美術館キナーレ。温泉と美術館が複合した不思議な施設だ。
内部は中庭形式でこんな感じ。中心の広場は通常水盤になっているようだ。
越後妻有トリエンナーレに向けての準備が行われていた。今年は方丈特集みたい。
展示は現代アート中心で撮影可とのこと。
説明見ないと分からんやつとかあったり。
なんか綺麗な布が吊るしてあったり。
図書館+CAFEが併設。
コースの下見ついでに弥彦神社行った。
歴史を感じる。結構有名な神社みたい。
本堂はこんな感じ。装飾や屋根が立派である。縁結びで有名とか?
鹿とか結構いた。
宿は見附市の「草薙旅館」施設はめっちゃ綺麗、接客も良くて料理も美味しくて最高でした。
夕食はこんな感じ。
朝食は程よい量です。JBCFと異なりスタート時間が遅いので旅館で朝食が食べられる幸せ。
レース後はやひこ温泉さくらの湯でゆっくり。色んな風呂があってなかなか楽しい。
新潟駅付近で1泊。翌日は沼垂テラスストリートをぶらぶら。古い商店街を改修したところです。
小物が売ってたりカフェがあったりという感じ。
SHS鳥屋野店。倉庫を改修したインテリアショップ群。
服屋、レストラン、アクセサリーショップなどが入る。
メインは家具屋さんみたい。かなりボリュームあった。
カーブドッチワイナリーという海沿いのワイナリー。
レストランがあったりしてかなり賑わっていた。
寺泊の魚市場。魚のアメ横と呼ばれているようだ。なかなかの賑わい。
海鮮丼食べて帰った。うまし!
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