前日に引き続き、クリテリウムの部。サムネでネタバレしちゃってますがw
宿が近くてゆっくり寝れたおかげで脚はさほど重くない。組分けされており選手の数も少ないので結果を狙いたいところ。
Unityからは山倉君とザキさんもE2,E3に出場ということで、各カテゴリ1人ずつの出場。各自の検討を祈る。
正式名:第3回 JBCF ブルークリテリウムin鴨川
リザルト:E1-2組 4位/40人(10.0%) TOP+00:53S
AVE43.76km/h 公式リザルト
日程:2018年4月22日(日)
天候:晴れ
コース:鴨川市総合運動施設(コース1周 1.3km)1.3km×29周=37.7km
コースは前日同様のため省略。
1.レースを振り返る
(Photo by JBCF)
自転車を早めに並べることに成功。このクラスでは相対的に力が劣る自分としては少しでも楽にレースを進めたいので小さな工夫を重ねる。
おかげで1.5列目くらいからスタートできた。
スタートして2,3周、ペースが落ち着く間もなくSBC紺野さん、LINK半澤さんのアタックがかかる。
想定通りの展開だが、いきなり過ぎて心の準備が。。生田目さんがブリッジしていったので3人の逃げとなる。
まずここで最初の判断が発生する。まだ追いつけない距離ではない。
ただあまりも早い段階なので付いていっても途中で千切れる気がして見送ることに。
(結果としては独走力のある生田目さんが終盤千切れてきた位なので、この判断はおそらく正解だったと思う。)
ここから前3人と集団の追いかけっこがスタートする。
このコースは全体の2/3ほどが道幅が狭くローテーションが機能しにくい。
それに加えてLINK森田君とSBCの選手がローテを乱すので、ペースが上がらない。
(※初心者向けに解説として書くと、この2人は前に逃げているチームメイトがいるので、逃げを成功されるために集団先頭を牽く必要はない。
そのため前方にいながら先頭交代せず集団の速度を落とすような動きを取る。
こういう戦略は自転車レースの醍醐味であり面白いところです。
ただしやり過ぎるとモラルが問われるがw)
なんとか広い直線だけでもペースを上げたいけど、伸びた集団が縮むところなので、余程うまくローテしないと中切れ気味になってしまいペースが上がらない。
安定してローテに入るのは自分含めて湾岸の数名、アーティファクト、FORCEの八幡さん他の計5,6人といった状況が続く。
前述の2人がローテを途絶えさせるのでそこを交わして先頭に上がるのが結構しんどい。
(Photo by Kensaku Sakai,FABtroni+camera)
10周くらいまではタイム差20秒程度で目視できる範囲内にいたが、徐々にローテの勢いが無くなり差が開き始める。
こうなると、皆自分だけ集団を牽くのに脚を使いたくないので差が開きだす。やがてタイム差30秒位のところで、逃げに追いつくという選択は捨てる。仮に追いついてもそれまでにかなり脚を使うだろうし、前の2人とは根本的に力の差がありすぎる。
で、今回は先頭からタイム差が1分ちょっとまで開くとルール上タイムアウトを食らう仕様となっているため、中盤からはタイム差が開きすぎないよう意識してローテに入る。途中で生田目さんが前方から降ってきたことで前は2人逃げとなる。
(Photo by Kensaku Sakai,FABtroni+camera)
以降は終盤の展開に向けてなるべく省エネを意識して走る。
注意するのは2点。なるべく低いフォームで空気抵抗を減らすことと、コーナーでの余計な加減速をなくすこと。
特にコーナーでは可能な限りペダルを回す。計4回くらい軽くペダルヒットした。当たるかも、というギリギリで意識してやっているので当たっても慌てることはない。
余談だがTarmacはBB下がりが大きいのか、GDRに比べてペダルが当たりやすい印象だった。途中からコーナーの角度がきついところは意図的にバイクを少し立てるようにした。コーナーのキレは抜群に良い。
ラスト10周に入り前との差は50秒程度で停滞。
これでおそらくタイムアウトはないかな、ということで、しんどい感を醸し出しながら一旦中盤に下がって休む。
確認するとまだ集団には20人くらい残っている。後方まで来るとコーナーでのインターバルが大きくなり走りにくかった。
5番手~10番手の位置が美味しところなので、慌ててここに戻る。
ラスト5周くらいになりここまで脚を貯めてる森田君が仕掛けて行く気マンマンに見えたので警戒する。昨日のTTをやった感覚として、残り2周くらいなら自分も彼も集団を振り切れそうな印象はあった。
ラスト2周は最終周に備えてみんな脚を貯めたいはず。自分は仕掛けるならそこだと思っていた。
ラスト3周くらいになり森田君がするすると上がっていく。やはり予想通り、残り2周手前でアタックをかけた。少し待って周りの選手の出方を伺う。追ってくれたらそこに乗りたい。
ただ牽制なのか、それとも単に疲れてるのか、意外とみんな追えない。
直線区間の終わりあたりでみんな踏みやめたので、踏んだ勢いでするっと先頭に出てしまう。
ここが最終判断となる局面。狭い区間を先頭で入ってみんな引き連れていくのは自分にとってデメリットしかない。
昨日のTTをやった印象を思い出すに、この狭い区間は集団よりコース取りを自由にできる少人数、あるいは単独の方が絶対に速い。
幸い3分くらい全力で踏み切れる脚はまだ取ってある。
ここが勝負どころと踏んで、クランクを抜けたあたりから一気に加速して単独追走にかかる。
(Photo by Kensaku Sakai,FABtroni+camera)
ここが今日イチきつかった。ペーシングは前日の予行練習でだいたい分かっている。1周目は上げすぎず直線でエアロフォームを取り速度を乗せる。
森田君も垂れてきているのか、2周かけて徐々に背中が近づいてきた。
しんどいながらもじわじわと差が縮まり、なんとか最終コーナー手前で追い付けた。コーナーを抜けて最後の直線へ突入する。森田君の番手につけて絶好の状況。
漫画のような展開すぎてなぜか若干テンパる。
後ろでギリギリまで我慢してりゃ良かったのに少し早めに並列してしまった。その前で彼が垂れてきてたのと、仕掛ける時間が長い方が自分向きかと思いやや焦ってしまった。ここが雑だったところ。
ラスト200mで横並びになり1対1のガチンコスプリントに突入する。
森田君とは練習仲間なので朝レンジャーで何度もやっていた光景。
これがレースとは思えない不思議な感じだ。
腰を上げると速度が落ちる気がしてどうも立ち上がれない。
こういう極限状態でのゴールスプリントの経験がなさすぎる。
あるいは単に体の限界なのかもしれない。
シッティングで低い姿勢を取り可能な限りもがく。
あと僅かな差だが、その距離は永遠に縮まらないようにも思えた。
差しきれずホイール1/3ほどの差で負けた。
4位だった。悔しいが、なかなかに熱いレースだった。
2.反省
入賞したので、ここぞとばかりに写真貼っとく。バイク乗り換えていきなり入賞するマンでした。
最後で差し切れなかった悔しさはある。
ただ自分としては今日の展開の中でベストは尽くしたと思うし、大いに成長が感じられた一戦だった。
JBCFのE1クラスタで入賞できるのは初のことである。
これまでのトレーニングが報われた思いで素直にとても嬉しかった。
勝てなきゃ意味ない、ってのはもっと力がある人が考えることで、自分はまだそこまで意識を高く持てない。
今日のところは4位でも十分よくやったと自分を褒めたい。
森田君は3位おめでとう!次は負けないぞ。
また勝った紺野選手と2位の半澤選手は異次元に強かったことも付け加えておきたい。中盤以降影さえ見ることができなかった。
次戦はJBCF群馬の2days。今日のように2組ではなく面子のレベルもさらに高くなる。大津さんと共にチャレンジャーの気持ちを持って、気を引き締めて挑みたい。
(追記)
tarmacって相当やばいな。。正直、乗り換えていきなり結果が出るとは思わなかった。サガン、クイックステップなどが使う意味がよくわかりました。後ほどインプレ記事をまとめることにします。いつになることやらですが^^;
3.レース後
ザキさん家族&山倉君と、まるよ(2日連続)で飯食って帰宅だん。
鴨川の海辺から。どうもここらへんの地域の雰囲気が好きみたい。なんとも言えない寂しさと懐かしさがある。
また来年も出れるようなら出たいな。さらば鴨川!
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