第14回もてぎエンデューロ 2017 4時間の部

もてぎ4時間エンデューロ走ってきました。

取り急ぎ文字だけうp。


正式名:第14回 もてぎ7時間エンデューロ

リザルト:4時間ロードソロ 6位/555人(1.1%) 35周 4:05:23.856

Ave:41.07km/h 公式リザルト

日程:2017年11月26日

天候:晴れ

コース:栃木県ツインリンクもてぎ ロードコース

距離:4.8km周回コース

コースマップは既出なので省略。

沖縄を始め、これまでのレースを振り返ってみるに動きすぎるレースは尽くダメな傾向で、省エネ意識なレースだとわりと良い結果が出ている。このため今回は省エネ路線で行くことにする。

また長時間レースの脚攣り問題を検証するのも今回の重要なテーマのひとつである。シューズは安定のシマノシューズで行く。

補給食としては、ジェルを4つとスポーツ羊羹を3つ。結果としてはジェルは1個落とした以外使い切ったのと、羊羹は1個カマティにあげた以外は食べきった。ドリンクにはトップスピードタブレットを投入した。シュワシュワ溶けるやつを入れて750ml×2本持ってスタート。

レースを振り返る

寒いけどアームウォーマー+タイツでなんとかなりそうな気温で助かった。手袋を車に置き忘れてしまい、取りに帰ろうとしたら敷地内で道に迷い(もてぎ広すぎだろ)あげく整列が始まったので諦めてスタート位置に引き返す始末。

インナーとして軍手は持ってたので軍手erで行くことに。この無駄な動きの結果、直前でトイレに行く時間がなくなる。(←フラグ)

カマティと並んで7時間が始まった4分後の9時4分に4時間ソロのレースがスタートとなった。すなわちレース終了は13時4分である←ここ重要。

例年、最初はプロツアー勢が集団を絞る動きがあるが今年は時期が遅いのもあってプロ少なめ。落車や中切れに巻き込まれにくい位置で淡々と走る。最初の1時間はやや負荷がありつつも例年ほどハイスピードではない感じ。先頭に出たくないので20番手~30番手をうろうろしつつ強そうな選手を探る。

事前のリストでも把握はしていたけどオーベストの坂大選手が圧倒的に強そう。ペダリング見てても明らかに一人だけ格が違う。他はForzaの新井さんとか実業団レースで見るチームジャージの何人かが要チェックという感じ。

時期が沖縄の後になっただけに例年よりは面子薄めな印象。とはいえ、ホビー強豪勢もいるので注意せねば。

序盤は何もする気がないので集団内でぬくぬくと過ごす。燃費が悪い自分の場合は長時間だと補給が重要なので序盤から隙あらば何かを食べる。30分に1個は定期的に食べる計画で、コンビニ羊羹×3、ジェル×5、ボトル×2本を順次消化していく。この内訳は反省のとこで書くけど、ボトル以外はほぼ残らず消費した。

1時間過ぎたくらいのところで妙に中切れが起きたりし始めたので無駄脚を使わぬよう前方に移動する。

基本的にはプロツアー選手の後ろが安全地帯である。佐野選手の体が大きくていい感じ。アイランの背中は若干トラウマなのでパス。

今日も埼玉(山下ゴム?)の吉田さんがいて楽しそうだった。出てるレースがだいたい一緒である。

この辺で尿意が強くなってきたためカマティに相談するが「自分漏らしてもいいっすか?」「いいですけど他人のフリするんで。」ということで却下となる。

30分ほどダンシングで誤魔化してるうちになぜか平気になった。汗として排出されたのだろうか。

そんなこんなしているうちに、2時間手前になりリンクの2人が交代アタック。チームなのでソロ勢は着いていく必要はないけど、チーム組につられて全体的にペースがあがる。

この辺まではまだ全然大丈夫、と言いつつダメージ50くらい。しばらくして交代で森田君とか入ってきてペースが上がる。ここからレースが動き出す感じになる。

リンクの2人がフレッシュなので、先頭ローテしてて普通に中切れが発生していく。アタックとかではなく、前の10人くらいがペースが上がったところで自然と離れていき、いつの間にか100mくらい差がついている。こういうのが危ない。

後ろにいたので誰が乗ってるとかよく分からんけど、坂大さんは集団にいる。新井さんは逃げに乗ってそう。ある程度離れたところで見守るが意外と差が詰まっていかない。

先頭牽くよりはまだいいかなと思いブリッジ。結構しんどかったけど数分くらい踏んで追いつく。ソロは2人(新井さんとアーティファクトの人)いたけどそれ以外みんなチームで美味しい面子。

ところがこの集団、自然発生したものなので逃げる意識があまりないのか、ペースが上がらず半周くらいであえなく捕まる。うーむ。今ので結構脚を使ってしまったのでしばらく休まねば。

集団で休んでたら今度は坂大さんが坂で上げていく。またもや自然と離れる集団。みんな結構脚に来ているようだ。まぁ俺もだけど。

離れて1回目は集団と繋がったけど、2回目でじわじわと差が広がる一方。無理して踏んでいる感じではなく、ただ地脚があるパターン。そこにリンクの選手ともう一人(いたような?)がブリッジしていき完全に逃げになる。

差はだんだんに広がり40秒差つく。森田君が来て「一緒にブリッジします?。」とのありがたい誘い。ここが今日イチの分岐点だった。

確かにここで追いつけたら逃げきりの可能性が高い。ただ先程のダメージと今の脚の残り具合からして、追いつけても自分は逃げ集団からドロップしそうな雰囲気がある。今も若干攣りそうな気配あるし。

これで万が一追いつかれたら完全終了だな、とびびってステイすることに。森田くんはその後かっ飛んで行った。丸々1周かけて追いついたらしい。さすがである。優勝おめでとう。

で、その後ローテしても案の定差は縮まらず、40秒から1分へ開きやがて逃げ切り濃厚な雰囲気に。多少牽いてはいたけどカマティに「神原さん、ここはチームの人に頑張ってもらおう。」と言われ冷静になり、残り30分くらいでまともにローテに入るのはやめた。ここから2位争いに切り替える。

他の選手も考えることは同じで、残り30分位はペースが緩んでサイクリングになる。一刻も早く終わってほしい。腹が減ったらしいカマティに残っていたチョコ味の羊羹を分け与えるなどする。

で、13時が残り20分ほどに近づいてきてカマティに「これいれてラスト3周です。」と言われる。周回管理できない自分としてはありがたい。けど13時で終わり、と思っていたら13時4分で終了なのね。言われなかったら分からなかった(危)

そんなわけで13時過ぎにゴール地点を通過して、ゴールスプリントと思い込んだマン達が勢い良くスプリントしていく。マトリックス田窪選手が大声でまだあと1周あるよ~、と叫ぶなかラスト1周に突入するカオスな状況になる。

ここでブラーゼン岸選手と田窪選手が勢い良く前方に上がっていき、ここから最後のリストラが行われる恒例の流れである。

ここは坂で耐えるのみ。残り1時間くらいから脚が攣りそうだったのでシッティング縛りで。脹脛は全然大丈夫なので、そこはシューズが原因っぽいけど、内転筋も結構怪しい。一気に負荷をかけたくない感じがする。

前の10人くらいの勝負?チームの人もいるのでよくわからんけど。カマティもいるので心強い。残り1kmくらいのところでマトリックス、ブラーゼンのすぐ後にカマティが着いて、少し間が空いて集団になる。

これはカマティのロングスプリントもありえるな、と追わずに集団の後ろにつく。がプロが抜けて徐々に差が縮まっていきストレートで並んで集団スプリントに突入。

ここは俺の出番だ、ともがきに入るが、全然駄目っ。踏んだら脚が攣る寸前で腰を上げることもできず、とてもスプリントとは呼べないへろへろ走りで情けなくゴールに雪崩れ込むのみ。

結果俺選手6位、カマティ7位という残念な結果になってしまった。正直マジですまんかった。他の選手も限界だったようでかなりグダグダなゴールシーンだったが、唯一まともにもがけていたブラウの選手が集団の頭を取ったようだった。

反省

走り方としては省エネ路線は正解、補給食もまぁ正解。ボトルが4時間走って1本完全に余ったのは問題あり。結果脚は攣らなかったので、ジェルで水分が足りたのだろうか。単なる重りを4時間運んでしまった。

最後の展開考えれば無理してでも飲むべきだったかもとは思う。自分の課題として水分の補給量が少なすぎる。根本的なこととして、raphaのボトルの出が悪いということにようやく気づいた。もっと楽に補給できるのを探そうかな。

レース中の判断としては森田君がブリッジしたところで乗れなかったのが失敗。ただ最後の余裕の無さを考えれば、あそこで無理したら終盤脚が攣っていた可能性が高かったので、単に脚がないのもその判断が取れなかった一因である。

脚攣りに関する研究としては、

シマノシューズ使用→◎

ボトルにトップスピードタブレット(今回初)投入→◎

ボトルに粉末マグオン投入→まぁまぁ◯

ボトル1本飲まず→水分とりましょう☓

ダンシング多用→たぶん◯

要所で臀筋意識して丁寧にペダリング→◎

この辺である程度改善されたのかも。3時間まではわりと平気だった。それ以降は若干攣りそうな気配を抱えつつの走りだったけど、沖縄よりは全然マシだった。

補給食としては、トップスピードタブレットがミネラル分の供給に対しての自分なりに有効だったかもしれない。水分とシューズ以外では、ミネラル不足が脚攣りの大きな原因ではないかと思っている。

BCAA含め全部をボトルに混ぜたので味が強烈だったけど、水分をしっかり取っておけば最後まで脚が持った可能性もあると思う。

反省点もありつつ、なんだかんだ楽しいレースだった。4時間という長丁場ははじめてだったけどこの時間、距離を体験できたのは良かった。来年に繋がるレースだったと思う。

自分の距離適正としては2時間からせいぜい3時間とは思うが、うまく誤魔化せば4時間はギリギリ保つことが分かった。来年はニセコクラシックでも頑張ってみようかな。

2017年のレースはこれにて終了になります。来年もよろしくお願いします。あとはオフ期間で今年の振り返りや機材インプレをやろうと思います。

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