3月末でひいた風邪が3週間ほど治らず、JBCF群馬はパスすることに。リハビリ的にもてぎに参戦する。当初は4時間と思っていたけど、病み上がりなので日和って2時間の部にエントリー。
正式名:第5回 もてぎ7時間エンデューロ GW
リザルト:2時間ロードソロ 23位/288人(10.2%) 18周 2:09:16.636
1.レースを振り返る
ひたちなかではとにかく温存するレースをしたので、今回は新しい選択肢を模索すべく逃げにチャレンジしてみようと思って挑んだ。最後に脚が残っていたら大津さんのアシストをしようということで。磯崎さんはわりとフリーに動く感じ。
開始からしばらくはプロツアー勢の牽引により高速ペースが維持される。前回は早い段階で逃げが決まったこと、また落車回避のためにもなるべく前で走ろうと思いローテーションに入っていく。プロツアーの中でもブリッツェン岡君の牽きがかなり強烈であった。。後ろにいたら抵抗が大きくて死ぬので順番を調節したりする。
いいペースで走っていたら開始後30分もたたない状態で2時間の参加者1人と集団から抜け出す。ブリッツェンの鈴木譲選手に、後ろ離れてるから俺はひかないよ、と言われて振り返る。確かに結構な距離が空いている?確かOTRの人と一緒だったと思う。さすがにここから1時間半以上2人で逃げ続ける気力はなく、少し話して戻ることに。(しかし後に振り返ると逃げるにはここが最大のチャンスであった。)
残り1時間までは動かないと決めていたので、動かず集団内で淡々と。残り1時間を切ったあたりで1度補給のジェルを摂る。40分切ったあたりから動き始める。ここから先は終始前方で展開し、アタックがあればことごとく反応していく。前の数人は逃げたいようで、何回か抜け出して協力してローテする。が、後ろを千切るまでには至らずに追いつかれる、ということを4,5回繰り返す。これは地味に疲弊していくパターン。。
このままでは拉致があかない、と思い坂の手前でたまたま大津さんと並んだので、後ろにいるのを確認してから一気にペースを上げる。坂の後の平坦・下りも落とさずに踏み続ける。かなり縦長になるが、後続を千切るまでは至らず数珠つなぎ状で戻ってくる感じ。
惜しいところまでは来ているが、どうも抜け出すには一発の爆発力が足りない。この苦しい中でもう一回行ければいいけど、残念ながらそこまで脚と勇気がなかった。こういうのは、その後は考えず死ぬ気でアタックしないとダメなのかもしれない。
そうこうしているうちにラスト20分に突入する。意識していなかったが、だいぶ脚に来ていることに気づく。前半のローテと逃げ失敗の積み重ねが効いている?特に脹脛あたりが怪しい。
そんな中残り3周位のタイミングでマトリックストレインが坂の手前から次々に集団に入ってくる。何かこれまでと違う仁義なき雰囲気にざわつく集団。どうもゴールスプリントが大集団のカオスにならないようラストに向けて引き伸ばしにきたようだ。ペースが一気に上がる
これが相当に強烈だった。吉田隼人選手の牽きは、相当なワット数で踏んでいるはずなのに楽そうに見えるから不思議だ。これが噂の回すペダリングという奴なのだろうか。
それと尋常じゃないのがアイラン選手、先頭固定で参加者をガンガン引きちぎっていく。もはや単独で逃げるつもりなんじゃないかという勢いで、1列棒状になりとても後ろを見ている余裕はない。そりゃあないぜ。でもこの牽きで集団は千切れ千切れになり、実質前の十数人に絞られていったようだった。結果論だが、今日のレースはこれ待ちが正解だった。
ラスト2周位のところでアイラン選手、参加者(先頭)、の次の選手が耐えきれず徐々に離れたので、これはいかんと前にブリッジしようと立ち上がった瞬間、盛大に右脹脛が攣る。。怪しいとは思っていたがいきなり攣るとは正直びっくり。
急に脚を止めると後ろが危険なので、即集団から離脱する。脚攣りは自分の自転車史上昨年のジャパンカップ以来2回目であるが、いずれもスペシャのシューズ。どうもソールが硬すぎて踵寄りで踏んでもつま先側に跳ね返ってくるので、長時間のレースだと相性が悪いみたいだ。スプリントのかかりは良いし1時間位のレースだと問題ないのだけど悩ましい。
脚攣りが治まるころには2番手の集団も通過しており、この状態じゃどうにもならないのでそのまま2周ほど流して終了。面識ないけど一方的に知っているRXのもやっしーさんと流しつつ喋ったりしていた。大津さんがゴールスプリントで3位を取ったのがアナウンスで聞こえた。うれしい反面、最後の局面で近くにいられず申し訳ない。あそこに残っていれば1つ,2つ良いリザルトに貢献できたのではないか。まだまだ精進が足りません。
2.まとめ
まず逃げに関しては、自分の力ではAVE42km/hのレースの中では無理だと感じた。
特に後半は疲弊してしまいアタックしても振り切るのが困難になった。前半で自然にできた逃げで躊躇せずにそのまま行くべきだったと思う。タイミングというか、逃げようと決めたら行ける時には素直に乗って行くべきなのだと感じた。
残りの時間が長いとかは、逃げたい選手が考えることではなかった。ここで逃げられないようではJBCFレベルではまず無理というわけで、これはこれで良い勉強になりました。
それと逃げを決める際には、ある程度長い時間踏み続けなければだめっぽい。脚使うのを躊躇しているうちはまず無理だし、後ろを振り返るのもNG。後ろが嫌になるまで、少なからず5分以上は我慢比べをやって、そこから巡航に切り替えられなければならない。そう考えると脚質的には自分にはなかなか厳しいものがある。ルーラーってすごいなと改めて思いました。
大津さん、磯崎さん、参加者の方々、お疲れさまでした。結果は勝てなくて残念でしたが、実業団レースでは時間が短くなかなか逃げを試せないので、これはこれで貴重な機会になりました。鴨川では頑張ってスプリントしようと思う。
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