前日に引き続き今日は宇都宮の郊外でアップダウンのあるロードレース。過去のジャパンカップで使われていたコースの一部を切り取ったコースだ。
正式名:第1回 JBCF 宇都宮ロードレース
リザルト:E2 12位/118人(10.2%) 35:55 TOP+00:13(S)
Ave:38.42km/h(※) 公式リザルト ※たぶん公式リザルトのAveは間違っていると思うので計算しなおした。
日程:2017年3月19日
天候:晴れ
コース:鶴カントリー倶楽部周辺特設コース
距離:23.0km(3.8km+6.4km×3周)
アップダウンあり、平坦ありで非常に総合力の問われるコース。最後は鶴カントリー倶楽部というゴルフ場前の激坂頂上がゴール地点となる。
この激坂は平均勾配10%程度で時間にして1分ちょっとの登坂で勝負がきまり、フレッシュ・ワロンヌのユイの壁よろしく「ツルの壁」とでも呼びたくなるような激坂ゴールが面白いコースだ。見ている方は最後へろへろのスプリントが見られて非常に楽しめるだろう笑
コース的には坂が短いのでクライマー向けというよりパンチャー向けで、脚質的に言っても自分向きのコースと言える。
1.レースを振り返る
昨日の疲れよりも風邪が多少良くなったことがプラス材料である。E2では自分と山倉くんと仲沢さんの3人が走る。試走の段階で山倉くんの調子が良さそうだった。さて、昨日の鬱憤を晴らせるか。
レースは定刻どおり9時にマスドスタートとなった。集団の真ん中くらいからスタートして平坦区間は落ち着いた走り出し。いずれ坂で上がれるので、しばらくは慌てずに淡々と進む。
1周目の「ツルの坂」でいきなりセレクションがかかり、さっそく集団は半分に分解される。6倍2分くらいの強度の登坂でキツイけどまだ問題ないレベル汗。(stravaにて2:08)その後の危険かと懸念していた下りコーナーだけど、さすがE2だけあってみんな走りが上手くて安心。むしろそうなるとこれはすごく楽しいコースであることが判明する。
平坦区間を経て2周目のツルの坂に入る。しばらく先にいいペースで登る山倉くんが見える。今日はまじで調子良さそうだな。垂れる人をかわしつつ一定ペースで登っていく。(strava 2:12)まだ40人くらいはいる集団。その後の平坦区間でポジションを大きく上げておく。3周目の登坂後は最終周であり、そこで無駄なインターバルを避けるために前でクリアしたかったからだ。
3周目のツルの坂も同じようなペースで登る。(strava 2:12)本当に同じペースだったとは言え、繰り返すときつくなってくる。。なんとか集団の中ほどでクリア。山倉くんはきつそう。ここは耐えるのみ。自分も他人を見ている余裕はない。下っている途中で練習仲間の麒麟山ピカさんと遭遇。声をかけあう。この時点で集団は30人程度。ここからが勝負所だ。
平坦でポジションを上げるのが大変なので、萩の道の登りで踏んでいったん前に出ておく。と、予想外にペースが落ちていて先頭まで上がってしまう。下りが速い人がいたので、後ろについてエアロポジションで高速で下る。
2番手で平坦区間へ入る。無駄にテンションが上がってここで逃げ、という考えも一瞬浮かんだが、ここの平坦区間では自分程度の走力じゃ絶対に集団の方が有利、と思い集団に戻る。心肺的にそんなに余裕もなかったのもある。このあたりから集団は位置取りが激しくなりピリピリした雰囲気に。
登坂に至るまでのコーナーやアップダウン区間で差し込まれて少しずつポジションを下げてしまう。弱気でこういうのが良くないところ。。集団の20番手くらいで最後の登坂に突入していく。ピカさんも集団に残っており、ほぼ同じ位置にいるので楽しい。まだ登坂に向けて余裕はあるが脚・心肺ともに繰り返したダメージが蓄積されてはいる。あとはどこまでもつかの勝負。池のまわりを高速ですり抜けて最後のツルの壁がスタートする。
インナーに落として軽めのギアを一定に廻し、勾配に合わせて少しずつギアを落としていく。体感的に400W程度。20人くらいいる集団の後方から登り始めて少しずつ抜いていく。
だが前の4,5人がもっともっと速かった。差は縮まるどころか開いていく一方で、完全に力負けする。(strava 1:57)
最後はへろへろのダンシングになってしまい10~15番手くらいでゴール。最後までもがき切った前の4人は本当に強かったなぁ。お見事でした。
その後ピカさんとあーだこーだ話しつつスタート地点に下山する。過去最大に体重が増えているらしいが、それでこの局面まで残れるとは恐ろしや。
山倉くんも最後まで集団後方で粘り強く走れたようで良かった。仲沢さんは久々の登録レースなのでこれから、という感じだろう。
ひとまず全員無事レースを終えることができて良かった。
2.反省
本当にキツいレースだった。昨日とは違い、力は出し切れたが、勝てなかった。勝った選手を含めた前の4,5人は登坂で自分より10秒ほど速い。自分比では試走よりもだいぶ速かったので、これでも悪くはないのだが、それでも差があったということだ。
stravaの上位のログを見てると最後の1分は500W(8倍)以上必要だったみたいだ。自分もこの手の登坂は得意だと思っていたが、全然大甘でしたね。
コース自体は非常に素晴らしかったと思う。小さなジャパンカップといった感じで、登坂の度にセレクションがかかって人数が自然と別れるので、危険な落車も起きにくい。見ている方も激坂で苦しむ選手の様子が10分に1回はじっくり楽しめるので、非常に面白かったのではないかなw(一部苦しんでいない人外を見ることもできる)
自分が改善すべき点としては、体重をもう少し軽くすべきこと(ベストが61.5に対してレース前日で63.5kg)と登坂前に位置を下げないようにすることくらい。
あとは思い切って逃げみたいな選択肢が取れるとまた違ってくるのかなぁ。この2日でもそういう選択をとれる場面が何回かあったので、今年一度はどこかで玉砕覚悟の逃げというのをやってみようと思う。
今回はある程度やるべきことはやっての結果なので、これを受け入れてよりトレーニングしていこう。一方で2日間通しての感想としては、E2でも十分戦っていけるな、という確信は持てたので、トレーニングの方向性としては間違っていないと思う。高強度のトレーニングはこれまで通り続けつつ、L3,L4領域の時間を増やして群馬に向けて体重を落としていこうと思います。
キツさレベル9:途中緩む時間は少しだけあったが、基本的に高強度の連続でジェットコースターみたいなレースだった。
参加された皆様、お疲れ様でした。また応援してくれた方々、ありがとうございました。4月の群馬でまたお会いしましょう。
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