行田クリテリウムのエリートクラス1戦目を走ってきました。

冬のオフシーズン期間中の練習レースみたいな意味合いが強いこのレース。スケジュールが空いてるプロツアークラスが練習がてら出てくることもあるので、参加選手のレベルは総じてかなり高い。

今回は高岡さんやブラーゼン水野選手などなど。他にもLINK TOHOKU勢など実業団上位の有力選手が多数いて、平均的に見てE1クラス同等ってところだろうか。そういう相手と戦える機会はなかなかないので貴重なレースだった。

正式名:2016浮城のまち行田クリテリウム

リザルト:エリート 18位/42人(42.9%) 49:42  TOP+00:14(S)

Ave:39.12km/h

日程:2016年12月11日

天候:晴れ

コース:行田市 古代蓮の里 長野・小針 地区周回コース

距離:32.4km(2.7km×12周)

↑コースは反時計周りで真っ平らな周回コース。このあたりは平野なので常時風が強い地域らしい。

1.レース前の準備

諏訪の寒さに1発でやられ、さっそく風邪の初症状。もはや体調不良がデフォルト。この体調でこの面子、果たして完走できるのだろうか?正直、今回は前日まで行くかどうか迷った。

しかし過去、この程度だと走り出してみると案外平気なパターンもあった。せっかくシリーズ戦でエントリーしているので、いきなりDNSだと楽しみ半減してしまうのもあって行くことに。

いざ現地に向かうと、行田って思ったより全然遠いのにびびる。車でしっかり2時間、現地に10時着で受付するもライセンスが必要とのことで第2駐車場に取りに戻り、受付とサインしてタグとゼッケン付けて~、などやってたら全然時間が足りない。アップなしでスタート位置へ急ぐ。次はもう少し早く行こう。

焦ってたらスロープの前の段差に気付かずに乗り上げ一人でゆっくり落車する。とても恥ずかしい。膝に軽いダメージを受けたがレッグウォーマーが軽減してくれた。(※この日最もレッグウォーマーが活躍したシーン)

機材的にはいつものGDRにレーゼロ。今年はほとんどこれ1択だったな。

2.レースを振り返る

20分くらい前にスタート場所に行くと、人がほとんどいない。JBCFと違ってゆるい雰囲気で個人的には好きな感じ。人数も60人位で道幅が広いので、それほど緊張感もなく和やかにスタート。

1周目のバックストレートでリアルスタートとなりペースがあがる。クランク区間で1列になり集団が伸びる。このゴムひも状に伸びた集団がホームストレートで一気に縮むので、後ろにいるほどインターバルが強烈である。前にいないとやばいコースだ、これ。

風向きとしてはこの季節特有の北西からの風が強く吹いており、バックストレートは向かい風、ホームストレートは追い風、それ以外は横風であった。

バックストレートでは「向かい風で前牽きたくない症候群」によりペースが落ちてまったりするので、わりと位置が上げやすく簡単に先頭付近まで上がれる。それほど番手争いにシビアになる必要はなく一安心である。

そのかわり、クランク区間の最後の立上りのインターバルがかなりきつい。最初は走りがヘタで中切れ製造機になるも(本当にすいませんでした)、周回するごとに学習していき、「ギアを軽くしてコーナーで減速せず低い体勢からスムーズにダンシングに移行」できるようになると車間が開かないようになった。このあたりはどうもコツがあるらしい。

中盤は少し余裕が出てきたのでコバさんと連携して前で展開してみたりする。コバさんが少し抜け出て先頭牽いてたので、このまま逃げます笑?とか言ってみたりするも当然ながら拒否笑

そんなこんなで周回するうちにレッグウォーマーが下がってきてしまいニーハイみたいになる。これは非常に恥ずかしい状態のやつだ。何度か直そうと試みるもまた下がってくる。最終的にもうどうでも良くなり直すのを諦めた結果、レッグウォーマー→ニーハイ→ルーズソックスの変化?を辿る。さすがにルーズソックスは風と視線に抵抗を感じるレベル。

また、フレームからなんか異音がするな、と思ってたら計測タグの固定が甘かったらしくフロントフォークの下まで下がっている。走るのに支障はないんだけどこれまたうるさくて恥ずかしい状態。

なんだか今日は色々とやらかしの日である。。こういう日は集中力にかけており限界付近まで追い込むと危険なことが起きそうなので、大人しく走ることにする。

最終周のバックストレートで身構えたが思ったほどペースが上がらず、一気に番手が上げられる瞬間があったが上記のことから慎重になり見送る。ここが勝負の別れ目というのは、見送ってすぐに分かった。ああ、今日はここだったなぁと。

20番手くらいでクランク区間に入ると最後のコの字区間で致命的な中切れが発生する。その結果ラストの直線では前の空間を埋めるべく集団後方に追いつくのが精一杯で、ゴールスプリントどころではなかった。最後は集団後方で流してゴール。

レース後にブラーゼン水野選手とコバさんと。

(photo by コバさんの奥さん いつも写真ありがとうございます。)

3.反省

全般的にやらかしの日だった。こういう日もある。。

とりあえず体調が悪いなりに集団完走はできたのでギリギリの及第点としたい。面子的にはDNFもあるかと思っていたけど、想像したほど過酷なレースではなかった。まだ上位陣がそれほどコンディションを上げる時期ではないというのもあるだろう。

コバさんが積極的な走りで9位!無駄がなく常に前方で動いており素晴らしかった。クリテの走り方を教わった気がする。山倉くんは苦しいレースだったみたいだけど、明確に課題が見つかったことだろう。今後の成長に期待である。

このコース、終わってみるとクランク区間にどの位置で入るかが決定的に重要なコースだった。言い換えればバックストレートが本当の勝負どころ。そのためには逆算するとラスト2周目のホームストレートの位置取りも重要、という感じ?

結局勝った選手は逃げ切りなんだけど、ラスト2周で決定的な逃げが決まったのかな?よく見てないので不正確だけど、向かい風のバックストレートはみんな牽きたくないため、ローテ譲り合ってそのまま逃げが決まってしまったパターンだったんじゃないかと思う。

自分としては このコース苦手ではない印象。やるべきことのイメージは掴めたので、2戦目は実行してみて、できることなら着を狙っていきたい。またレッグウォーマーが下がらない履き方を研究していきたい。

帰りはコバさん夫婦と山倉君とともに安定のやよい軒へ。さば味噌煮うめえ。写真はなし。山倉くんがおかわり自由なご飯を大量に食べていました。(←謎報告)

 

次は行田の2戦目。正月のもてぎは行田と日程が近すぎるのとさすがにレース出すぎ問題なのでパスします。今更ながらパワータップを買ってみたので、冬の間に色々と遊んでみる予定です。あとはレース続きで書けてなかったインプレ記事でも上げるか。