2016 城里町DEタイムトライアルフェスティバル 第1回に参加してきました。

廃校となった七会中学校の周回道路を活かしたアットホームな雰囲気のTTレースです。地元付近のレースということで盛り上げるべく積極的に参加。Unityからはトッシーさんがお手伝いに、またGreenSctからは6人が参加しました。

アスリート、アマチュア、ジュニア、パラサイクル部門など総勢70人程度が集合。山に囲まれた学校の立地と相まって、ほのぼのしていてすごく良い雰囲気の大会でした。そしてレース以上に重要なことを感じたイベントでした。

本日書きたいことは主に後半にあるので、1~3は読み飛ばしてもおけーです。

■リザルト

2位/12人(16.6%) アスリートの部 公式リザルト

10:50.623 TOP+00:07(S) Ave:40.7km/h

日程:2016年6月26日

天候:晴れ

コース:七会中学校跡 周回コース

距離:7.35km  1周735m×10周

2七会コース

3七会断面

七会中学校は既に廃校になっており、その周辺を取り囲むようにぐるりと2車線道路があるという奇跡的環境。このため道路封鎖も自治体の負担はほとんどなく容易にできる。ここはパラダイスか・・・。

1.レース前の準備

6 会場

>練習会のようなやさしい雰囲気の自転車競技イベントです。

そう、メンバー以外は。。何人かガチで速い人の名前があってビビるw

内房の山倉さん、竹芝の方(DNSでしたが)、元プロツアー選手の遠藤さん・・・?あれれ、俺いつの間にか大島にワープして来ちゃったのかな?

1セッションあたり15分間に区切り4人が同時走行となり、一人30秒ずつずらしてのスタートとなる。自分はアスリート部門の一番手。で同じ組のレベルが高すぎて後ろがドキドキであった。

とはいえ短距離TTは頑張って走る以外何もないので、ペース配分に気をつけて出しきるように走るのみ。1周およそ1分なので10分走のイメージ?ちょっと長いので突っ込み過ぎないようにだけ意識。

一度試走した印象では、700mの間にカーブが4つということで持ち替えロスが大きいのでDHバーは不要との結論。なのでノーマルのメテオハイブリッドにレーゼロという普段通りの装備で挑むことに。

2.レースを振り返る

頑張って2周位した→遠藤さんにあっさり抜かれた→ドラフティングしちゃうとあれなので30m間隔位でしばらく粘った→9周目ちょっとヘタれた→最後だけスプリントで頑張ってるアピール。

以上。

あっという間に終了。でもそれなりに出しきれたかな。

4 レース中

後ろの豆粒状のが私。遠藤さんはえー。上位はノーマルのが多かった。こんな感じで道幅は結構広い。

3.反省

Ave40.7kmだとそれほどでもなく感じるけど、実際はカーブで踏めない時間が多いのと1周につき20mくらいのアップダウンがあるので思いのほかきつかった。カーブ、加速、カーブ、加速、カーブ、坂、とずっとインターバル練をやっているような感じ。

ラップ見るとそんなに垂れてないのでペース配分は良かったのかな。というか固定ローラーのインターバルのおかげで限界ギリギリのペース配分はだいぶ上手くなってきたと思う。

5 リザルト

遠藤さんは後半若干流してる感じもしたし、やはりプロツアークラスはやはり違うな。内房の山倉さんもTT装備には苦戦してたようだったけど、ハンデのおかげでほんとに僅差でした。まぁ短距離TTはジャンケンみたいなもんでなるようにしかならないよなぁ。

4.練習レース

2 校庭

ここから先が今回書きたいことの本編です。TTはしっかりと計測タグ付きで行われました。また午後には2時間エンデューロが無料で行われ、多くの小中学生が大人に混じって走っていました。

子供だけで20人以上はいた気がする。子供同士で俺のほうが速いぞ!と競い合って盛り上がってましたねwなんだかああいうの懐かしいです。

こうした光景を見て、思わずイベントを主催されている田辺さんとしばらく話し込んじゃいました。

茨城の自転車環境をより良くするため必要なものの一つに、「練習レース」というのがあります。

いつも思うのですが、いきなり子供や初心者がいきなりちゃんとしたレースに出るというのはリスクが高いです。怪我してやめたくなっちゃう子もいるかもしれないし、厳しいおじさんに怒鳴られて嫌になることだってあるかも。

なのでその前にどうしてもレースと練習の中間の、「練習レース」が必要なのですよね。このあたりはLINK TOHOKUさんがやっている練習レースと考え方は同じです。それにここのコースはまさに最適!

放課後の草サッカーのイメージで、学校の周りを周回しながらレースの練習をして雰囲気に慣れる。そこには親がついていて大人や上級者も混じってアドバイスしたりする。

こういう草の根レベルの活動が子供達の将来に繋がるんだろうな、と思いました。この中からいつか第2の新城、別府が生まれるかもしれないわけで。

そして、これらの活動は田辺さんはじめ、今回計測で協力して頂いているFlechaの方、親御さんやボランティアの方々の力で成り立っています。(Flechaはいいですね。サッカー少年団みたいな感じでレベルの高い子が集まってきてかなり盛り上がってきてます。)

が、親だって自転車乗りであり、自身走りたいわけなので、特定の人だけにボランティアで苦労をかける仕組みは続かないでしょう。何より田辺さんが走りたそうでしたし笑

田辺さんいわく、今回の開催規模であれば人手が20人程度いればできるそう。人手がかかるのは主に立哨なので難しくない。

午前・午後と入れ替わりで選手と運営が交代でボランティアをやれると負担が集中せずに循環して行くんだよなあ、なんて言ってました。なので次回があれば是非手伝わせてと声をかけさせてもらいました。

コースはわりと広いので半年おきとかでクリテリウム、TT交互開催で午後はEDとか定期的にやれると良さそうですかね。

また、もうひとつ大きいのは、こうしてシクロに続きレースの実績を積んでいくことで自治体の理解が得やすくなってきており、ロードレース開催なんてのも現実的になりつつあるそうです。田辺さんらの活動には本当に頭が下がります。

このあたりについては次回にまとめて書きたいと思います。結構真面目で熱い話です。

今回はひとまず以上で。飯テロもなしよ~。

 

 

↓使ったら2回目にして壊れた件。守備力0、でもエアロ効果はある、たぶん。